本校は下記のカリキュラムで、日本泳法を取り入れ泳力に応じて段階的に進級するシステムをとっています。
試験を予科は毎日、本科は随時行います。
級班別 | 指導内容 | 進級進班試験科目 |
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3班 | ●泳ぎのための諸注意 ●水なれ ●水かけ ●かおつけ ●沈み方 ●伏し浮き ●立ち方 ●クロールキック |
クロールキック(5メートル) |
2班 | ●クロールキック(距離泳ぎ) ●クロール(手足総合と呼吸法) |
クロール(15メートル) |
1班 | ●クロール(手足総合と呼吸法、フォームの完成) | クロール(25メートル) |
級班別 | 指導内容 | 進級進班試験科目 | |
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初級 | 3班 | ●まき足(耐水) ●クロール(距離泳ぎ) ●ターン |
まき足(型試験) クロール(50メートル)耐水合格者のみ |
2班 | ●耐水 ●スター卜(飛込み) ●クロール(距離泳ぎ) |
耐水(1分間泳法型試験) スター卜(飛び込み)型試験 クロール(100メートル) |
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1班 | ●平泳(かえる足) ●クロール(距離泳ぎ) ●立泳 ●スタート・クイックターン |
かえる足(キック板使用) 立泳(3分間泳法型試験) クロール(100メートル計時) スター卜(飛び込み)型試験・クイックターン |
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中級 | 2班 | ●平泳〈手足総合) ●立泳(前後進、左右) ●クロール ●背泳キック ●スタート・クイックターン |
平泳(25メートル泳法型試験) 立泳(3分間泳法型試験) 背泳キック(型試験) |
1班 | ●背泳(手足総合) ●クロール ●平泳 ●立泳 |
背泳(25メートル泳法型試験) クロール(100メートル計時) 平泳(競泳・50メートル計時・泳法型試験) |
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上級 | ●バタフライ(手足総合) ●クロール ●背泳 ●平泳(競泳及び日本泳法) ●立泳 ●伝馬(回旋) |
バタフライ(25メートル泳法型試験) 平泳(競泳・50メートル計時) 背泳(50メートル計時) クロール(100メートル計時) 伝馬(回旋) |
指導内容 | 卒業試験科目 | |
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指導者コース | ●競泳:クロール、平泳、背泳、バタフライ ●日本泳法(能島流) 平体泳法:平泳、抜手ーツ掻、抜手二ツ掻 立体泳法:立泳 横体泳法:横体一重伸 手泳法:伝馬(回旋) 応用泳法:静抜手、舞鶴、鴎泳 潜水泳法:掻伸(かえる足) ●学科:水泳史、水泳各論 ●溺者救助法(離脱法、運搬法、蘇生法) ●指導法実習 |
競泳 日本泳法 受験生に別途通知します ※卒業試験の受験資格は小学5年生以上 |
予科3班 | |
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ねらい | まったく泳げない人を対象に、水中でいろいろな遊戯を行いながら水に対する恐怖心を除き、伏し浮きおよびクロールの足の動作「キック」ができるようにします。 |
内容 | 陸上での動作が水中でもできるように、浅いプールで輪を作ったり、水かけを行います。また、目を開いたまま水中に長くもぐっていられるように「水中じゃんけん」や「水中にらめっこ」などを行い、さらに「両足を胸につけて浮く」、また身体を伸ばして浮く練習も行います。この練習をくりかえして行うことにより恐怖心は自然になくなります。 次にクロールのキックの練習をします。ヒザをあまり曲げず、足首を柔らかく保ったまま、強く水が打てるようプールサイドなどを利用し行います。面かぶりキックだけで5メートル進むことができれば2班に上がります。 |
予科2班 | |
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ねらい | クロールの手足総合動作と呼吸法を指導し、15メートル泳げるようにします。 |
内容 | クロールはキック・ストローク(腕で水をかく動作)・呼吸の3要素から成り立っています。正しいストロークは、指を軽く合わせ肩先の前方で水中に手を入れ、体の中心線の下を通るように水をかき出す動作です。この時、腕全体で水をとらえるようにすることが大切です。 呼吸は、片方の腕が肩先の前方に位置し、一方の腕が水をかき切ろうとする時に、口から息を吸い込み、逆の場合に水中で口と鼻からはきだす動作です。息を吸うときは、顔を横に向けるだけで、頭を前方に向けないよう注意しましょう。15メートル泳ぐことができれば1班に進みます。 |
予科1班 | |
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ねらい | クロールの正確なフォームと距離泳ぎを行い、基本のフォームで25メートル泳げるようにします。 |
内容 | クロールは、たとえば1回のストロークで6回のキックを打つというように、規則正しいリズムで行わなければなりません。このタイミングは、泳ぎ込むことにより身につきますから、25メートル程度の距離泳ぎをくりかえし、合わせて基本のフォームを指導します。基本のフォームで25メートル泳ぐことができれば、本科初級へ進級します。 |
本科:初級3班 | |
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内容 | クロールの距離泳ぎをくりかえして行います。水平ターンは、手が壁に付くと同時に、上半身をすばやくひねって体の向きを変え、両足で強く壁をけり出す。 まき足は、膝から下は膝を中心に左右交互に大きく内側に回し、水をとらえます。このとき、膝と膝の間は広い方が安定します。 |
本科:初級2班 | |
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ねらい | クロールと耐水の強化をはかります。また、飛び込みによるクロールスタートの基本を指導します。 |
内容 | クロールでは100~150メートルの距離を繰り返し練習することによって、基本のフォームで、限られた時間内に100メートル泳げるようにします。 クロールの飛び込みスタートの基本は、スタート台の縁に足指をかけ、腰・膝を曲げ、両腕で頭をはさみ、力強く後ろにけりだし、手の指先から入水します。入水後、すぐにクロールキックをし、片手で水をかきながら水面上に出てきます。 耐水は、背のとどかない水中において、水面に顔を出しながら静止するための泳ぎで、両手で水をこねながら浮きをとり、まき足の動作で長時間水面に浮かぶことができるように練習します。 |
本科:初級1班 | |
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ねらい | 平体泳法のかえる足と立泳、さらにクロールのスタートの強化とクイックターンの基本を指導します。 |
内容 | 平泳の足は、かかとをそろえ臀部(尻)に引きつけ、膝は横に張り、横に開き、円を描いて足の裏で水を蹴りはさみます。はさみ終わった時は足首を伸ばし、足の裏は上を向くようにします。 クロールスタートは、より素早く、遠くに飛べるようにします。クイックターンは、泳いできた勢いを利用してより早くターンができます。 立泳は、「太刀泳」とも表現し、ものを持って泳ぐときなどに応用された泳ぎで、本校ではまき足を用いた立泳を指導します。 |
本科:中級2班 | |
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ねらい | 初級1班で習得した「かえる足」に手の動作を加え、日本泳法の平泳を指導します。新たに「背泳キック」を指導します。そのほかクロールのクイックターンの強化、立泳の強化と前進・後進・側進を指導します。 |
内容 | 日本泳法の平泳は遠泳を目的としたもので、顔を水面上に出したままの姿勢を保ちながら前進します。平泳の手の動作は掻くことよりも浮きをとることを主とします。背泳キックでは正しい背面姿勢と、背泳キックを指導します。 |
本科:中級1班 | |
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ねらい | 日本泳法の平泳を強化し、競泳の平泳(ブレスト)と背泳の総合動作を指導します。 |
内容 | 背泳のストロークは、背面姿勢のままで、腕はひじを伸ばし、腰の横から真上にあげてそのまま耳の横を通り、小指から水中へ入れ力強く水を掻きます。 日本泳法の平泳の場合は、手は浮きをとることが主な目的でしたが、競泳の平泳(ブレスト)では、より速く進むために水を掻くことが主目的になります。 |
本科:上級 | |
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ねらい | クロール・背泳・平泳(ブレスト)に続き、新たにバタフライを指導し、競泳4種目の完成を目指します。また、さらに高度な日本泳法の導入をはかり、伝馬の基本と鴎泳を指導します。 |
内容 | クロール・背泳・平泳(ブレスト)3泳法の強化を計るために、クロールでは800~1000メートル、背泳・平泳(ブレスト)では、200~400メートルの距離泳ぎを実施します。 バタフライは、腰から下の動作であるドルフィンキック・ストローク・呼吸の三要素から成り立っています。ドルフィンキックは、ヒザをそろえ足首を伸ばし、腰から下が弓がしなるように上下に動かし、膝から下で水を後方に強くけり出す動作です。呼吸とストロークの間合いは、水をかく中ごろから顔をあげて息を吸い、手を一かきする間に足を2回打ちます。 伝馬は手だけで浅瀬を泳ぐのに利用された泳ぎです。 |
高等科:指導者コース | |
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ねらい | 水泳指導者としての態度と技術の習得を目指し、競泳4種目の一層の強化と、日本泳法の各種泳法を指導します。このほか水泳史などの学科と溺者救助法の訓練および初心者指導の実習をします。 |
内容 | 競泳4種目では800~1500メートルのクロール長距離をはじめ個人メドレーなどを練習します。 高等科で重点的に指導する日本泳法は、武芸百般の一つとして古くから伝わる泳ぎで、本校では能島流を主体とする各種泳法を指導します。 |