学則

 

 今年7、8月に開校する予定だった第114回毎日新聞社浜寺水練学校は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中止します。感染のリスクを完全に排除することが難しいこと、小学校などの夏休み期間の見通しが立たないことなどを考慮して判断しました。開校前に中止となるのは1945年の太平洋戦争による休校以来2回目となります。入学を楽しみにしていただいた皆様に深くおわび申し上げるとともに、来年のご入学を心よりお待ちしています。

2020年6月10日 毎日新聞社

 


来年に向けて

 ハマスイでは、例年閉校後の10月から月に一度、その年の卒業生を中心に研修を行っています。開校前の6月には回数を月3回に増やし、開校直前は授業を行う浜寺公園プールで研修をします。次年度の指導力を高めるだけでなく、年間を通して集まることによって、先生たちの絆を深め、万全の体制で夏を迎えるというねらいがあります。研修で若手の先生を指導するのは、もちろんハマスイの卒業生であるベテランの先生たちです。ハマスイでは卒業後の後輩の育成にも力を入れています。
 研修では、体操・柔軟運動・筋力トレーニングなどの基礎にはじまり、競泳と日本泳法をバランス良く取り入れています。特に、以下の3つのポイントを重視して行っています。

  • 言葉遣い・あいさつ・責任など、先生としての自覚ある行動をとること
  • 人命を預かり水泳指導を行っている自覚と安全管理法を身につけること
  • 自分自身の水泳技術と指導技術を高め、先生としての自信を身につけること

 6月、7月に入ると、それまでの内容を授業で応用するため、下記のような研修を行います。

  • 生徒の泳力ごとのクラスに応じた指導法の確認
  • 水面監視・水難救助・緊急時連絡などの安全管理方法の確認
  • 整列や人数確認など、安全のための生徒管理方法の確認
  • コースロープ設置やビート板の用意などの授業準備の練習

 今年は6月の研修が中止になりましたが、感染の動向を確認しながら、安全に実施ができる状態になれば適宜再開していく予定です。来年入学してくださる皆さんをしっかり指導できるよう準備しながらお待ちしています。